インタビュー
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患者さまの症状に合わせて治療方法をご提案し、治療の負担を軽減できる診療に力を入れています
開業医として、患者さまの負担を軽減できるような医療を提供したいと考えています。当クリニックでは、レーザー治療だけでなく、患者さまの生活を踏まえた治療方法をご提案させていただきます。
院長先生が、耳鼻咽喉科を専門にされた理由について教えてください。
福井医科大学(現・福井大学)医学部在学中に、耳鼻咽喉科の教授の授業にとても感銘を受けたからです。また、実習中に、生徒の滲出性中耳炎の手術をおこなうことになり、処置を受けた当人が「すごく聞こえるようになった」と言っていて、そのときにすぐに成果がでることに驚き、耳鼻咽喉科に興味を引かれました。
耳鼻咽喉科はほとんどの場合、カメラを通して耳・鼻・のどを診てすぐに診断が付けられることも、自分の性格に合っていると感じていました。
院長先生が、クリニックでレーザー治療の導入を決めたきっかけを教えてください。
クリニックを開業する前に勤めていた病院でも、レーザー治療をおこなっていました。そのときに、レーザー治療なら日帰りでできますし、患者さまの負担も少なくて済みますし、「開業医としても向いているのではないか」と思ったことから力を入れて取り組んできました。
また、土地柄として、若い方や会社員の方が多いことが、レーザー治療を導入するきっかけになりました。例えば、会社勤めの方の中には眠気などの副作用が心配で、あまり薬による治療を受けない方もいらっしゃいます。そういった方にレーザー治療が役立つ場合もあるので、もしかしたら需要があるのではないかと考えました。
レーザー治療はどのような流れでおこなわれるのでしょうか?
初診で、患者さまの症状がレーザー治療の適応となるかを調べます。その際、この治療での作用や仕組みなどをご説明させていただいた上で、患者さまには治療をおこなうかを決めていただきます。レーザー治療を受けると決定した場合は、手術日を予約させていただきます。
治療時間は、表面麻酔・レーザー照射の時間を含めて両方で約30分。術後の痛みはほとんどありません。また、レーザー照射1週間後に受診していただきます。鼻の奥にある、かさぶたの除去や癒着などの確認は大切になりますので、ご来院いただくようにご案内させていただきます。
鼻炎に対してレーザー治療をおこなう際の注意点を教えてください。
当クリニックでは、レーザー治療を患者さまに強くすすめることはありません。あくまでも花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を緩和させるための治療のひとつとしておこなっています。
ですが、「レーザー治療で症状がすごく改善する」という誤解が世間で生じているのではないか、と思うことがあります。この治療では、数年間内服せずに作用が持続する方から、あまり作用が感じられない方まで個人差が見られます。全ての方によい成果が見られるわけではないので、その点は注意していただきたいです。
レーザー治療での注意点など、患者さまへのメッセージをお願いします。
花粉症の時期になると、症状がひどくなってから来院される方が多くみられます。ただ、重症化してしまってからだと、レーザー治療を行うことができない場合もあります。また、薬物治療も作用するまでに時間がかかってしまうこともありますので、なるべく早い段階で受診いただくことが大事になります。
当クリニックでは、レーザー治療に関わらず、患者さまに合った治療法の提案やアドバイスなども行っています。鼻炎や花粉症の症状などでお困りの方は、ぜひお気軽にご相談いただけたら幸いです。